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破水からの入院となりました。
おそらく高位破水。まだ痛みはなく、水が出てくる不快感だけが続いている状態。

朝7時。
久々に左足ふくらはぎがつって起床。
陣痛のように呼吸で痛みを逃がせるのか実験のため深呼吸を繰り返す。痛みが止まる、ほんとなんやな…と妙な自信がつく。


朝8時25分。
夫を見送り、ピザトーストと小さめのドーナツ、ホットミルクでの朝食を終え、ソファに座ったタイミングで短く何か漏れた感触。
トイレで見ると、無色に濡れた跡。冷たい。
これまでの経過では全く尿漏れの類いはなかったし、おりものが増える時期とはいえ出てきた量は多い。
ナプキンをつけ、とにかくいつでも出られるようにと着替えて、荷物を一通りまとめた。


「ぱちん」的な感触からの一度にどどーっとくる破水とは感じが違うので、勘違いではなかろうかとも考え、
あえて漏れるのか確認も兼ねて体を動かしがてらベランダを掃除した。
その後、部屋に戻るとさっきと同じくらいの漏れ。こりゃいかん。


とりあえず病院に連絡。診察に来てくださいとの返事。
破水だと入院ですと言われ、一応荷物を持っていくことを決める。
陣痛タクシーのアプリ…呼び出しの選択肢が緊急か通院…グレーだわ、確定ではないので通院で呼ぶ。


下で待たねばとたまった生ゴミまとめて戸締まりを済ませて出発。
自分の階のエレベータホールについた段階で、またなんか出てる。あせる。
一階に着く頃には、「まもなくタクシーが到着します」とアプリの表示、早いし!
ごみ捨ててたらもうタクシーいるし、早すぎるよ!


破水か疑わしいため通院することを運転手さんに伝え、いろいろ敷こうとしたところ、「気になさらず大丈夫です」との返事。身動きとるのも怖いのでそのまま横にならせてもらう。
車窓から見える青空に「洗濯したかった」と思う。
横になってる分には出てくる気配はない。


10時病院到着。
そろりそろりと受付を済ませ、とりあえずNST
子供は元気、張りはあるけど陣痛様ではない。
その後、医師の診察。診察台にのぼる準備中にもなんか出てきて、医師から開口一番「見るまでもなく破水ですね、内診します」。
いわゆるぐりくりをされてるのではないにせよ、ぐぐーっと押し込まれるような感触がなかなかきつい。が、痛くてどうしようもないほどではない。
この時点で子宮口3センチの開き。「入院です」
「夕方から夜には陣痛が来るかなー車イスで病室までいくので待ち合いでお待ちください」


人生初の車椅子での移動。視界が低い。
一通り病棟施設の説明を受けつつ陣痛室へ。
陣痛室→分娩室→病室…と移るらしい。
先客はお一人。


アメニティセットと破水を受け止めるためのお産パッドが渡される。
診察着に着替え、パッドを当て、胎児の心音の確認と緑内障の経過についての質問を受ける。ここで目薬持ってくるのを忘れてたことに気づく。
感染防止のための抗生剤を飲む。


12時
少しゆとりができたので、夫と実の親にLINE入れる。
既読にならず、返信もない。
そして昼食の時間なのに、昼ごはんが来ない。


12時半
助産師さんに昼が来てないことを知らせる。
時間的に急な入院だったので手配が間に合わなかったようだ。
売店いってきてもいいですか?と聞くと、むしろ行きましょう!との答え。まさかの入院後一食目が弁当。
お茶のペットボトルとおにぎり二つと共に購入し、ベッドへ戻る。
もっと甘いものを大量に買うかと思っていたが、すごい控えめなラインナップとなった。けど、食べられるうちにと食べ始めたらおにぎり以外を一気にたいらげてしまった。


13時 再度NST
産声かな、と思う声が聞こえてくる。
昨日の夜、もう今は乗ってしまったジェットコースターの最初の登ってく最中に近いな、などと考えていた。
頂上まで登り詰めたら、あとは一気に下りの勢いつけて走り抜けるだけだ。
もうじき頂上までのぼりつめることになるんだろう。


14時
夫とLINEで一通りやり取り。
定時で上がるとは言われたが
陣痛きてないし、顔を出してもらってもそのまま帰宅…となる可能性高いだろうな。


14時半
フロアを歩き回る。水は適宜出る。
これが最後だろうとトイレの鏡を使ってお腹の写真を撮る。


15時
ネームバンドの着用と
胎児の心音の確認。こどもは元気。


そして今に至る。これからが本番。
分娩中と思われる方の、いいいい痛そうな声がするよ、これは緊張するなと言われる方が無理。
体力温存のために音楽聞いて寝るかな。