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新型出生前診断(NIPT、母体血胎児染色体検査)のカウンセリング(1)
倫理的なことも含め、是非が分かれることは理解している。
ただ、夫婦で検査を受けることを決め、粛々と進める記録そして私の考えのまとめとして残していく。
不快な方はここでストップで。


NIPTとは。
妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる検査。この検査ではダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの3種類の染色体異常を調べることができる。
あくまで臨床試験の一環であり、条件をクリアしないと受検できない。私の場合、出産予定日に35歳以上の高齢出産であることで条件を満たす。


8:20 単身で検査先着。初診の申込書を書く。
8:30 初診受付開始。保険証、紹介状、申込書を出す。
8:45 診察券発行完了。産婦人科へ移動。
8:50 産婦人科窓口で受付。妊婦用の問診票の記入、検尿と体重・血圧測定の指示が出る。
9:30 産婦人科医の簡単な問診。自然妊娠か不妊治療をしての妊娠か訊かれる。医師がイケメン。
9:40 カウンセリング先の待合室へ。他には誰もいない。カウンセリングで使う問診票を書く。不安なこと、検査を知ったきっかけ、出生前診断の様々な検査方法についての受検意思の確認。
9:50 あと10〜15分ほど待ってください、との声かけ。
10:20 あと5分ほど待ってください、との声かけ。


10:30 カウンセリング室へ。問診票の内容に沿って意思、不安について確認される。
・年齢的なものが何より心配。(飲んだくれて好き放題してきたから体内環境心配。)
・療育やリハビリテーションでフォローできるとしても、そこにしっかり時間と労力をかけたい一方で仕事に支障が出ると今度は生活がたちゆかなくなる可能性がある。
・生まれてからわかる疾患やその子の個性がある(この検査で見つけきれないものがある)にしても、先に把握できる内容や方法があるなら受けておきたい。
・確定検査である羊水検査に一気に進むには、まだ年齢若いような気もするし、胎児への影響がぬぐえないことが不安。
・非確定検査の中では精度が高いNIPTを受検可能な資格もあるし、他の方法よりもNIPTを選択したい。
・NIPT陽性の場合は羊水検査に進むつもり。

このあたりのことを知らせる。


本来、このカウンセリングは出生前診断の概要や検査方法のガイダンスの意味合いが強いようだ。
ただ一通り検査内容のことはネットの受検者のブログや各医療機関のホームページ、転がってた論文なども見て把握しておいたおかげか、かなりはしょられ、こちらの疑問に答えていただくような形になった。
・NIPTの費用は20万円弱。羊水検査に進んだ場合にはさらに追加費用は発生するのか?
→私の検査先はNIPT陽性の場合、血液を送る先の検査会社が負担して羊水検査ができるので、追加はない。これは検査先の病院などによって制度が異なる。
・初期のNIPTを含めた検査はせず、妊娠中期に入ってから精密超音波検査(いわゆる胎児ドッグかな?)を受け、そこで奇形が見られたときに羊水検査を行う方法もある。その方が安価。
←異常が見つかって、羊水検査受けて結果が出てその後を決めるまでのタイムスケジュールがタイトすぎる…私のなかでは現実的な方法には見えなかった。


結果、NIPTを受けられる方向で話を進めてもらえることになった。
次回カウンセリングの予約をし、おいとまする。

11:00 再度産婦人科で問診。
クアトロ検査や初期の超音波検査と比べてNIPTは高額だけど…との話が出る。
そこは含みおいてること、それよりも精度の高さを求めていること、羊水検査は受けなくてよいなら受けたくないことを伝える。
「確かに、クアトロや超音波の場合、2〜3割ほどは羊水検査に進んでますしね」とのことだった。結構多いな。
「あと、採血直前にはかかりつけの先生に心拍確認してもらってください。可能性は低いと思いますが初期流産してるのに検査を受けたら費用ももったいないので」確かに。

11:10 お会計。さすがに自費診療、10割負担。3000円弱。


11:25 食堂で昼御飯。健康的な量と塩分だったが美味しかった。