回想

髪を切りに行ったら、かなり待たされた
無心で雑誌を読み耽る

切っている途中で「何年生ですかぁ?」と言われる
二年生…と答えてあげればよかったか?
間違いではない、社会人二年生だし

大学時代のサークルの演奏会へ
演奏に携わる同期に差し入れ
渡さずに自分で食べちゃいたい!と思ったものをセレクト

会場には懐かしい人がたくさんいて
昔の自分を少し思い出した

大学四年のときは、裏方として仕事して、
去年は出張してて行けなくて…
ようやく初めて演奏をまともに聞く側に回れた

客席は人であふれてて
演奏会企画してる後輩達(もう顔もわからないような状態だけど)も
ほっとしたんじゃなかろうか
自分が同じ立場だった時、今年より人は少なかったけど
人が来てくれた、ただそのことがうれしかった
人数多ければそれもひとしおだろう

打ち上げには参加せずに帰っている
今の私は、笑えない
今日は変な緊張してた
理由がわからない
気持ちがいろんな方向に枝分かれして
どれがほんとの私だかわからない
こんなままじゃ後輩や先輩方との談笑も奇妙な対応しかできない
…どうしようもない

帰って一人でお風呂入って一人でアイロンかけて一人でぼんやりして一人で眠る
周りに迷惑をかけないで、一日を閉めたい