思っていたのと違ったこと

世の母親の皆さんの一日のスケジュールが雑誌やウェブに載ってたりすると、
早朝から活動を開始してる場合が多くある。
なんでわざわざ…と産む前の私は不思議だった。


今はなんかわかる。
自分の時間や、家事をするまとまった時間を確保するには早起きが楽だ。
もし子が起きても夜にそうなるより、「朝だし目が覚めても仕方ないか」と諦めがつきやすい気がする。


こんな、想像とは違っていたことが他にもある。



【つわりでもっと休むと思ってた】
電車に一時間乗って通勤してたから、妊娠中は具合悪くなって途中下車したり、そもそも朝から休んだりすることがもっとあるかと思ってた。
結局、妊娠を疑って産院に行く前の段階で途中下車したのと、少し様子がおかしいかもと思って1日休んだだけで終わった。
個人差は大きいところだけど、休みに入るまで元気に働けたのは、嬉しい誤算だった。


【お産の始まりは陣痛だと思ってた】
正産期に入ってからは、もし外出中に破水したらどうしようと不安だったが、まさか自分が…と勝手に思ってたのも事実。
痛みを感じて、定期的になってから病院へ、という陣痛始まりでの流れでシミュレーションしてたから、
水が出てきた感触がしたときに、えっ、そっち?と焦った。
最初は破水だと信じたくなかった。


【陣痛がきたら順調に進むと思ってた】
これもまさか自分が…という驕り。
そして促進剤使ったら、陣痛はきつくなるかもしれないけど、早期決着できると思ってた。
子宮口が開かなかったり頭が降りてこなかったり、吸引分娩か緊急帝王切開の可能性が示されたりするとは想定してなかった。
お産は人それぞれ、何が起こるかわからないのは事実だった。産むしかないから、起こることを受け入れるしかないけども。


【新生児は長時間寝てばかりだと思ってた】
新生児は1日の大半を寝て過ごす…が、
必ずしもまとまった睡眠を取るわけではないとは。
泣く→おむつ替え→授乳→寝るのサイクルをひたすら繰り返して、睡眠時間を累計すると1日の大部分を占める、といった感じ。
まとまって寝られない、いつ泣くのか読めないことでの緊張感といらいらでメンタルがほぼやられた。
母に来てもらっていてよかった。一人だと危なかった。


【泣くのは当たり前、を理解してると思ってた】
泣くか飲むか寝るかしかない最初の頃より、笑顔が出たり声をあげるようになっただけで、どんなに気持ちが楽なことか。
何かを訴えるのに泣くしかないとはいえ、それしか反応ないと精神的にこたえる。
今でもよくぐずる日はくたくたになるもんなぁ。


【もっと冷静に子供の美醜の評価ができると思ってた】
最初の数ヵ月はかなり冷静に見てたと思うが、笑顔が出るようになったのと同じ頃から冷静さがなくなった。
今はどんな表情しててもかわいさを見いだせるので、客観的に見られてないと感じる。