2-6-2

ずいぶんのこと偉くなってしまった上司と後輩と、金曜に飲み会をした。

そこで痛飲したことももちろんだが、風邪も悪化させたらしく珍しく発熱。

土曜はぐったりしながら一日中ほぼ寝ていた。

 

なんだろう、急に疲れが出た感じはある。

金曜に予定の急変が決まったところから、がくっときて、

やる気やら元気やらが今も抜けていっている。

 

 

4月から本来は新しい部署で働いている、はずだったのだが、

もともとの部署での人員構成や休職者の存在もあり、赴任は延期となった。

最初は大型連休明けに赴任と見込まれていたが、もともとの部署の上司の交渉によりもっと延びた。

赴任までの間、もともとの部署でもやれることはやるけれど、そのうちいなくなる人間がでしゃばっても欲張ってもよくないと思い、動き方を探ったり、

逆に、新しい部署でも稼動できるように調整したりもしていた。

でも、新しい部署的にはその働きが甘かったようで、又聞きのような形で辛辣な意見が寄せられた。

摺り合わせをせねばと思っていた矢先、金曜に九州での地震が発生。

その対応に向けて人員配置の変更がもろもろ起きていることで、

新しい部署からの申し出があり、今週以降の赴任、で話が動き出した。

 

自分ではいかんともし難い要因で動き出したものではあるけれど、

考えて動こうとしていたことが中断となること、落ち度を正論だけどキツイ表現で意見されたこと、急に事態が変わったことで

燃え尽きたというか、折れてしまったものがあるように思う。

 

どうにか言い表そうとしているけれど、どうにもうまくいかない。

一体自分でもどうしたいのか、そもそも決まっている異動なのだから、そりゃ早めに発動させないとだめじゃないか

 

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一つ引っかかっているとすれば、新しい部署のメンバーから送られてくるメールの節々への違和感。

上から目線のモラルなハラスメント臭がするときがあり、それに怖さを感じている。

ただ、あくまでメールから読み取っているだけだし、赴任して面と向かって話せば違うかもしれないと先入観を強く持ちすぎないよう心がけていた。

 

が、金曜日の飲み会の時に、後輩と上司からその違和感に確証を持てるような情報が出てきて、なお恐怖が大きくなった節もある。

 

「2-6-2の法則の、君たちは上の2にいる。そこは放置しても自分たちで勝手に動ける。

下の2をどうにかするより、6が動きやすい環境を作るのが君たちの仕事だと思う。

上の2のやつらのやり方をそのまま6や下の2に強制するのは違うんじゃない?」

ああ、そうか、自他共に認める「上の2」の人たちの強い発言が、ハラスメント臭につながっているのかもしれない。

なんでできないのか、できない方がおかしいという考えで、メンバーをまとめようとしている雰囲気をメールの文面から感じ取っていたのだ、たぶん。

 

すでに辛辣な意見をぶつけられていることもあって、

赴任したあと、失敗したり気を抜いたら自分も同じように裁かれかねない。

そのことに怖じ気づいているのは確か。

 

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いざ飛び込んだら大丈夫、っていうオチなのだろうとは思いつつ、

不穏な空気ばかりを感じ取ってしまっているので気が重い。