ばらんす、あん・ばらんす

博物館とも美術館ともつかない(と私が思っている)場所の見学会
授業の一環でした
先生からの解説と、学芸員さんの解説を聞いて自由に見学

展示されているもの、それ自体の美しさを感じ取ってもらいたいという
意図に基づいて展示がなされている場所でした
並べ方を整然とすることで、それを実現しているらしく…
やたらに並びが左右対称などの、シンメトリーでした
そのことを先生から初めに聞いていたので
どこを見てもシンメトリーで
あれも、これも、それも、どれも
見るものすべてが、シンメトリーで
どう考えても、意図的で人工的な整然
規則正しく並ぶ作品たちの美しさを感じ取るどころか
その奇妙に整った状態が気持ち悪く感じられてしまいました
ずっとくらくらした状態が続きました

シンメトリーだったり、規則的な美しさは
もともとから好きだったんですが
ここまで徹底されると…どうも
細かく見ると、高さや大きさに変化があり
リズム感ももちろんあるんです

この授業で、展示物にだけではなく
展示のされ方について見るようになって、変化がありました
作品に近寄って一つ一つ見るのではなく
大きく、展示室の空間全体を見ようとするようになりました
その捕らえ方が今回の気持ち悪さを生んだのかもしれません